簿記準2級は廃止された?【日商簿記検定に準2級はありません!】
「英語検定」や「漢字検定」には準2級がありますが、
日商簿記検定に準2級はあるのでしょうか?
この記事では、日商簿記検定で用意されている検定級と、
それぞれの級の難易度について解説しています。
日商簿記検定に準2級は用意されていない
日商簿記検定は、「日本商工会議所」という組織が運営を行っています。
日本商工会議所のホームページを見ると、
現在実施がされている検定級は以下の4つであることが分かります。
「原価計算初級」はまた違った検定になってくるので、
今回は考慮しません。
一方で、簿記初級は比較的最近用意された級でありまして、
私が簿記3級などを受験していた頃は無かったと思います。
そのため、「簿記準2級も昔はあったけれど、今はないのかも!」
と思いましたので、色々と調べてみました!
日商簿記準2級は昔からなかった
はい、結論から言うと「日商簿記準2級」は今も昔もありません。
(もし、何らか情報をお持ちの方がおりましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください!)
日商簿記1級、2級、3級、初級という4つの区分になったのは、
2017年からで、それ以前は、
日商簿記1級、2級、3級、4級の4つでした。
各級ごとの難易度
ここからは、日商簿記1級~初級の難易度は、
それぞれどのくらいなのかについて解説していきたいと思います。
日商簿記1級合格者の感覚的な難易度になります。
日商簿記1級 :
日商簿記2級 :
日商簿記3級 :
日商簿記初級 :
日商簿記1級の難易度を最大の星5個とした場合、
それぞれの難易度はこんな感じかなと思っています。
日商簿記1級の難易度
日商簿記1級の合格率は10%程度となっており、
非常に低い合格率となっています。
合格率だけで見れば難関国家資格と同じくらいだね。
勉強時間で見ても1000時間~2000時間程度と比較的多い勉強量を必要とします。
また、独学での合格はほぼ無理であるため、
多くの受験生が「大原の社会人講座」もしくは「TAC」という資格予備校に通っています。
日商簿記2級の難易度
日商簿記2級は合格率で見ると30%前後となっており、
簿記1級と比較すると試験科目も少なく、
500時間の勉強時間が合格の目安となっています。
このことから、合格難易度は星3つとしました。
日商簿記3級の難易度
日商簿記は初めて簿記の勉強をする人が、
1番最初に受験する級であることが多いです。
合格率は年によりますが、50%~40%前後を推移しています。
効率よく勉強すれば1週間程度で合格も可能であることから、
星は1.5個とさせていただきました。
簿記初級の難易度
こちらは私自身受験の経験がなく、
難易度の想像が出来ないのですが、
60%以上の合格率で推移していること、
40分という小テスト並みの試験時間であることなどから、
星は0.5個としました。