【日商簿記】1級を目指すか悩んだらとりあえず挑戦してみる
試験範囲の広さと、扱う論点の難しさなどから
合格難易度が高いことで有名な日商簿記1級ですが、
簿記1級に挑戦すべきか?
挑戦しない方がいいのか?
悩んでいる方に向けて、決断するためのポイントをお伝え出来ればと思います
結論:悩んだら挑戦してみる!
結論を先にお話すると、悩んでいるなら挑戦した方が良いと私は思います
なぜそう思うのか?
簡潔に言えば、簿記1級を取得することによるメリットが大きいからです
主なものとしては
- 上場企業への就職に有利
- 転職市場においても簿記一級の価値は高い
- 何よりも会計士/税理士への可能性が見えてくる
などが挙げられます
簿記1級を取得するメリットについては
以下の記事でも解説しています
1級を取得するメリットは十分に分かって頂けたかと思いますが、
そもそも、挑戦自体が難しいと考えられるケースもあります
ここからは具体的な判断ポイントを説明していきますね
判断ポイント①勉強時間をどのくらい捻出できるか?
これが判断ポイントの1つ目です
当然ですが、1級合格のためにはある程度の勉強時間をこなす必要があります
そのため、合格を目指すにあたりどの程度勉強時間を捻出できるかを確認しておきましょう
ポイント
- 合格までの勉強時間は1,000時間程度かかることを理解する必要があります
- 1日3時間、1週間で21時間程度の勉強時間を確保できるなら、合格は現実的と考えます
もちろん、1日1時間程度の勉強を続けても合格は目指せるかと思いますが
合格に必要な年数は2,3年と長期化します
勉強期間が長期化すると、モチベーションの維持が大変になってしまうのよね。。
私の場合はこんな感じでした
私は学部が法学部だったので、大学の授業で簿記をしっかり学ぶ機会は多くありませんでした、
法律の授業をこなしながら、バイトをしつつ、1日4時間は最低でも確保していました
(土日も頑張って8時間を目標に勉強してました)
大学生には長い長い夏休みがあるので、この夏休み期間は可能な限り1日10時間を目標に勉強するような生活をしてましたので
約6ヶ月で簿記1級に合格できたのだと思います
(もちろん、友達と旅行したりして1分も勉強しなかった日もありましたけどね。。)
集中的に勉強するのが、短期合格の秘訣やね!
判断ポイント②どのくらい費用がかけられるか?
2つ目はコスト面です
当サイトでは簿記の受験を考えているなら予備校推奨していますが
簿記2級までは市販のテキストを買って、1人で勉強しても合格可能なレベルにあります
ただし、流石に1級ともなると予備校の利用は必ず必要になってきます
1級の講座は2級までの講座と比較して、少しお高いものになっていますので
費用を捻出できるかを検討する必要があります
「迷ったらここにすべき!」予備校ベスト3を以下の表にまとめています
予備校名 | |||
講座価格 | 通学:178,700円 Web:146,500円 | 通学:165,000円 Web:165,000円 | Web:132,000円 |
特徴 | 最大手の資格予備校。全国展開しており、講義は安心の品質 | 大原に次ぐ大手予備校。教材の品質が高いことで有名 | 圧倒的コスパで有名。通信制講座のみの展開のため、価格が安い |
割引情報 | 高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記1・2級講座 | [資格の学校TAC<簿記検定>各種コース開講] | クレアールの資料請求 |
各予備校の割引情報については、資料請求をしてご確認ください
ちなみに、私はバイトをして予備校代を自分で払いました
そうすれば、もし試験に落ちたとしても親にうるさく言われないかなと思ったからです( ̄▽ ̄;)
これは結果的に正解だと思いました
親に予備校代を出してもらうのではなく、自分で稼いだお金で予備校に通うので、
絶対に受かってやる!!
という気持ちがより強かったと思います
判断ポイントのおさらい
簿記1級に挑戦するかどうかの判断ポイントは2つです
・まとまった時間が確保できるか?
→1日に最低でも3時間程度は勉強時間を確保したいです
→1年以内の合格を目指すなら、1日5時間は勉強時間を確保したいです
・予備校代は用意出来そうか?
→予備校に通う場合は、どの予備校を選択しても10万円以上はかかるので、
ご両親に出してもらえるかを確認する、もしくは自分で稼ぐ!
予備校選びの留意点
予備校を選ぶにあたってはコスパだけでなく、自分にあった予備校かどうか?
という点もよく検討しましょう!
例えば通学のメリットには次のようなものがありますが、
- ライバルができるので、切磋琢磨できる
- 講師の先生は生徒の個性や勉強の進捗状況を見て学習計画を立ててくれる
- 友達ができるので、お互い教えあうことで理解が深まる
通学講座のメリットをとるよりも、Web講義方が自分にあってるという場合は「クレアール」も選択肢としてはありです
詳細は資料請求にて確認頂ければと思いますが、定期的におこなっている割引もクレアールが1番割引率は高かったです
(おまけ)私の合格までの過程
ここからは、私の合格までの過程をお伝えさせて頂きます
私が簿記1級に合格したのは大学3年生の11月の試験だったと記憶しています
勉強時間 : 約1,500時間
(勉強期間は約1年です)
スタート時点の知識量 : 簿記3級程度
1日の平均の勉強時間 : 6時間程度
合格までに勉強した時間は、だいたいこれくらいやね
勉強スタート時点の知識量
私が簿記1級の勉強を始めた時期は大学2年の11月頃でした
簿記3級は取得済みで、2級の勉強は全くしていない状況でした
(原価計算?なにそれ?みたいな状況です)
受験を決めた理由は「就職を有利にしたい」というものでした
ちなみに、なんで2級ではなく1級にしたのかというと
どうせ1級をとるなら、2級はとらなくてもいいやと考えたからです
そして、独学という選択をしました。。。
この選択は本当に失敗でした。。。
すぐに挫折を経験する
勉強を始めてすぐに
独学が効率の悪いことに気づきました。。
疑問点はその場で解決したいタイプには本当に独学は向きません
- 分からないことがあっても、周りに聞ける人がいない
- 調べるのに時間がかかりすぎる→結局わからない
- Google検索で得られる情報は古いこともある
「市販の教材も買ってしまったし、6月の試験はこのまま独学でやるしかない。。」
という状況でしたので
とりあえず、試験までにできることはやると決めました。
半年後の6月の試験は不合格、足切りとなった科目こそないものの合格点である70点には遠く及ぼない結果となりました。
その後すぐに予備校(大原)に通うことを決めました
実際に私が通っていた予備校
という聞き馴染みのあるフレーズを見て資格の大原(通学)を選択しました
(テレビCMなどでも見たことがありましたし、何より最大手予備校であることが決め手になりました)
1級の講座は、どの予備校でも約1年間でカリキュラムが組まれていることが多いです
ですが、途中から参加することも可能です
途中から受講を開始する場合、既に終了しているライブ講義については、
録画されているものを見ることになります
こんな感じの個室ブースで講義を受けてました
ヘッドホンなどの貸し出しはありますが、自分のイヤホンなどでも聞くことが可能です
ちなみに、倍速再生もできるので人によってはWeb講義の方が効率的かもしれません
大原を利用してみた感想についての記事は、後日投稿致します
ざっくり予備校を利用したメリットはこんな感じになります
- ライバルができるので、切磋琢磨できる
- 講師の先生は生徒の個性や勉強の進捗状況を見て学習計画を立ててくれる
- 友達ができるので、お互い教えあうことで理解が深まる
答案練習の成績(クラス内順位)も教えてもらえたりするので、かなりモチベーションは維持されました
これは成績一覧表みたいなのが張り出されると言うわけではなく、
先生から
「今回の答練の順位○○(ライバルの名前)より上だったよ!この調子で維持してこうな👍️」
みたいな感じでしたね
もちろん、負けてるときは少し煽られますけどね。。
また、予備校で友達を作ることの是非については、別の記事で詳しく書きますが、
個人的にはどっちでも良いと思います
私も正直な所をいうと、予備校で友達を作る気は1ミリもなかったのですが、
気づいたら友達になってた。。
という感じですので( ̄▽ ̄;)
試験直前の実力と試験結果
およそ半年間の勉強を終えて、直前の模試ではギリギリ70点で合格ラインには立っている状況でした
なので、少し苦手だなと思う論点に配点がきたりすると不合格の可能性も十分にある状況でしたね。。
そんな感じでしたが、
試験本番は73点で無事合格でした
今回はたまたま合格でしたが、半年間の勉強期間で合格するのは、少し難しいなと感じました
受かるべくして受かるためには、
1年間しっかり勉強して、試験本番に備えるのが精神衛生上も良いのかなと
個人的には思っています
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございます
当サイトの記事内容については、正確なものとなるよう、調査・確認した上で記載しておりますが、
事実と異なると思われる記載がございましたら連絡フォームよりご連絡頂けますと幸いです。