日商簿記2級

日商簿記2級の試験範囲と試験時間について

ぺんぎん

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この記事では、「日本商工会議所」が主催する、

「簿記検定2級」の試験範囲を解説していきます!

予想問題を確認しましょう

日本商工会議所では予想問題として、

以下の予備校が提供しているものを紹介しています。

ペーパーとネットを併用して実施する日商簿記検定の新試験について、下記の教育機関が当所からの説明を踏まえて、これまでの出題傾向や試験時間(2級90分、3級60分)等を考慮し、予想問題を作成されましたので、ご紹介いたします(順不同)。

日本商工会議所HPより一部抜粋
予想問題を提供している予備校
  • CPA会計学院
  • 資格の大原
  • TAC
工業簿記が追加される!

日商簿記2級の試験科目は?

日商簿記2級の試験科目は「商業簿記」と「工業簿記」の2つです。

商業簿記とは

商業簿記は会社の日々の取引を仕訳として記録し、

「貸借対照表」と「損益計算書」の作成を主な目的として使用されるものです。

ぺんぎん
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簿記3級の時に出題された内容が「商業簿記」に該当します。

取引を仕訳として記録するというのが、商業簿記の重要な役割!

仕訳

この仕訳を集計して「残高試算表」・「貸借対照表」・「損益計算書」の作成をしましたよね?

2級ではいくつか論点が追加されていますので、詳細は後ほど説明しますね。

New! 工業簿記とは
工業簿記

この「工業簿記」が日商簿記2級で試験科目として追加されます。

工業簿記の役割というのは

会社が製造している製品を作るのに

どのくらいの費用が掛かっているのかを計算することです

工業簿記は製造業を営む企業

例えば「トヨタ自動車」や「三菱電機」などの会社で役立ちます

ぺんぎん
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「車の製造」や「家電製品」の製造にいくらお金が必要だったかを計算するんやね

試験科目ごとの出題内容と試験時間

出題内容と試験時間は以下の通りとなっています。

試験科目配点内容
商業簿記60点仕訳問題/個別問題/決算問題
工業簿記40点原価計算
試験時間:90分合計:100点大問1~3は「商業簿記」
大問4~5は「工業簿記」
ぺんぎん
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試験時間は「商業簿記」と「工業簿記」あわせて90分です。

念の為、公式サイトを確認しておきます。

日商簿記2級,試験範囲
日本商工会議所hpより

日商簿記2級の合格率の推移

統一試験,合格率

統一試験(筆記試験)の合格率は表の通りであり、ネット試験よりも低くなっています。

ネット試験,合格率

ネット試験は随時開催されているため、一定期間の合格者データを利用して計算していると考えられます。

あ、2級の合格率を見るとネット試験の方が高い!

ネット試験の方が簡単なのかな。。?

ぺんぎん
ぺんぎん

そうですね、この合格率を見る限り

ネット試験の方が合格しやすいのは間違いないと言って良いと思います。

ネット試験の方が簡単なのか?

まず、日本商工会議所によると、

ネット試験も統一試験も難易度は変わらないとされています

統一試験、団体試験(ペーパー試験)、ネット試験方式で施行しております。試験問題について、3方式いずれも出題範囲や問題の難易度は同じです

日本商工会議所HPより引用
ぺんぎん
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ただし、実際の難易度には差があるように思われます。

ネット試験が簡単な理由

これは私の考えになりますが、

ネット試験が簡単にならざるを得ない理由は、

解答形式にあると考えられます。

ネット試験,統一試験

ネット試験では、目の前のパソコンに問題が表示されるため、

問題文に書き込みができません!

原価計算の問題とか書き込みしたいのに。。

ぺんぎん
ぺんぎん

2級からは計算量が増えますからね、

それなのに、問題用紙に書き込み出来ないのはストレスですよね。。

ここでポイントなのは、

統一試験とネット試験の試験時間が変わらないというところです

(ネット試験・統一試験はどちらも90分)

ネット試験は問題を解くのが大変なのに、

問題の難易度が統一試験と同じだと合格率が極端に落ちてしまいます。

そこで!

問題の難易度を下げることによって、調整しているものと考えられます。

ネット試験においては、問題の難易度を下げることによって、

問題用紙に書き込みが出来ないという欠点について、調整を行っていると考えられます

ぺんぎん
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恐らく、この調整が上手くできていない結果として、

ネット試験と統一試験の合格率に差が出来てしまっているようです。

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ぺんぎん
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◆「公認会計士試験」「日商簿記1級」に合格 ◆簿記の「難しい」「分からない」を解消できるような記事を投稿してます。 ◆実務で遭遇した苦労話や自己研鑽についても ◆会計・税務業界は人手不足過ぎて本当に大変な状態なので1人でも多くの人に会計・税務の勉強をして頂きたいと願っています。
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